石川大夫(まへつきみ)の任を遷さえて京に上る 時に、播磨娘子(はりまのをとめ)の贈る歌二首 君なくは 何(な)そ身(み)裝餝(よそ)はむ 匣(くしげ)なる 黄楊(つげ)の小梳(をぐし)も 取らむとも思はず (九ー一七七七)