■ネットワークリテラシー教材が対象とする教育の目的



 インターネットを中心としたネットワークリソースを自らの問題解決に役立てる力を養う教育,すなわちネットワークリテラシー教育のための教材である。
 単にインターネットを使えるようになるのが目的ではなく、将来の学習・研究でぶつかる問題を解決する際、ネットワークを介して、必要な情報を探し、情報の信憑性や価値を批判的に評価し、その情報を効果的に使い,かつ新しく作り出す能力を育成することが教育の中心となる。
 結果として,インターネット上で出会う他人の行動(情報)や自分の行動(情報)が,その時のコミュニケーションの目的にあったものであるかを評価できるようになることをめざす。
 具体的には,次の内容を学ぶことを目的とする。

(a)インターネットの機能と仕組みを理解する
(b)コミュニケーション手段としての電子メールの特性を知り、適切に活用できる
(c)情報収集手段としてのWebの特性を知り、適切に活用できる
(d)Webで提供される情報を評価し、情報をふるいにかけられる
(e)情報提供手段としてのWebの特性を知り、適切な内容のWebページを制作できる

 これらを学習するため、独立した科目として教育内容を組み立て、そのための 教科書「インターネット講座」と補助教材としてのWebコンテンツを開発した。


■教育内容と教材の関係



 具体的学習項目と対応する教材を下表に示す。
 教科書では,学習項目ごとに演習を取り入れており,これら演習に使うワークシート・チェックリストも合わせて載せる。

 説明は主に教科書「インターネット講座」を使い,制作演習時は授業のサポートページを参照しながら授業を進める。 授業のサポートページには,演習で使う資料やサンプルの他,さらに進んだ学習のために,教科書では詳しく取り上げていないスタイルシートやJavaScript演習資料,Webページレイアウト演習問題へのリンクを含む。
 この教材を使い,上記の内容の学習を授業として展開する場合,1コマ(90分)を26回ないし28回(週2コマで半期)で完結することを想定している。

学習項目 主な内容 教材の箇所 演習のためのワークシート・チェックリスト
インターネットの仕組みと機能 インターネットでできること
通信の仕組み,電子メール,Webの仕組み
教科書1章
教科書8,9,10章
 
電子メールでのコミュニケーション 電子メールのやりとりの特性
電子メールの作法,文書技法
教科書2章 自分が書いた電子メールのチェックリスト
コミュニケーション方法の比較
Webページでの情報収集 Webページの検索
情報交換手段としてのWebの特性
教科書3章 情報提供メディアの比較
情報ハンティング
Webページの閲覧 Webページ評価の規準 教科書4章 Webページを批判的に読むためのチェックリスト
Webページの制作 Webページの企画,制作テスト
制作したWebページのテスト,自己評価
教科書5,6,7章
(Web) 授業サポートページ
(Web) スタイルシートの基本
(Web)
ページレイアウト演習
Webページ制作企画ワークシート
HTML文書制作におけるチェックリスト
制作したWebページのテストシート
インターフェースデザインチェックリスト
Webページ自己評価チェックリスト
インタラクティブなWebページの制作技術 JavaScriptとCGI/Perlの基礎 教科書11,12章
(Web) JavaScript演習資料
 

 本教材は基本的に授業での使用を考えているが,自学の場合にも対応できるように,教科書のサポートページを用意している。教科書中の練習問題の解説や考え方を載せている。教科書に含まれるワークシートなどはここからダウンロードできる。


■教科書とWebコンテンツの概要とリンク




Last modified: Dec 12, 23:20:00 JST 2002